幼稚園と保育園ではどう違うの?
幼稚園は、小学校や中学校等と同じように、学校教育法で定められた「教育機関」で、子どもが初めて出会う「学校」です。幼稚園での教育活動は、文部科学省による「幼稚園教育要領」で定められた5領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)に基づいた教育計画によりおこなわれます。一方、保育園とは、児童福祉法に基づいた厚生労働省管轄の児童福祉施設であり、就労や疾病等の理由から家庭での保育が難しい保護者にかわって保育することを目的とするものです。
通園バスがないのはどうしてですか?
幼稚園への送り迎えの時間も、家族とのふれあいの時であり、子どもにとっての教育的な時間と考えているからです。徒歩で・自転車で・車で、朝夕の気温や木々の色を通した季節の移り変わりを、会話をしながらご家族一緒に感じていただくことも、子どもの一生にとって大切な時間です。また、ご家族とクラス担任とが毎日顔を合わせられることで、それぞれの場所でのお子さまの様子を双方によく知ることが出来て安心です。
緑幼稚園の特色は何ですか?
「キリスト教教育」です。本園では、聖書に基づいたキリスト教教育を日々おこなっています。人生の基礎ができる大切な幼児期に、神さまに愛されていることや、喜び、感謝、希望といったものが、子どもたちの心の中に培われていくこと、毎日、自分が生きている・生かされていることへの感謝や喜び、見守られていることへの安心感が育まれていくことを願って園生活を送っています。
キリスト教教育とは何ですか?
「キリスト教教育」とは、神さまがお造りになったすべてのいのちを決して軽んじることなく、そこなうことなく、比べることなく、一人ひとりがありのままに受け入れ合い、大切にし合う、人間の根っこを育てる心の教育です。緑幼稚園の子どもは、一人ひとり、子どもたちは、自分自身もお友だちも、すべてのいのちが神さまに愛され、必要とされていることを知り、一人ひとりそれぞれに与えられた賜物があるということを心に留めて園生活をおくります。子どもたちには、幼児期のうちに、神さまの豊かな恵みを感じながら、他者と比較することのない幸せを覚え、歩んで欲しいと願います。見えるものではなく見えない人間形成の基礎となるものに気を配り、「根っこを育てる」教育、心の教育を心がけます。これがキリスト教教育です。
クリスチャンではありませんが、入園できますか?
入園できます。子どもや保護者の方がクリスチャンであるかどうかが入園の条件ではありません。そういう意味では、今まで全くキリスト教や聖書に接したことが無い、という場合でも大丈夫です。ただ、お子さまが混乱しないために、ご家庭の方々に本園のキリスト教教育をご理解いただき、ご協力いただく必要はあります。園生活の中では、教会の礼拝や行事等にお誘いすることもあります。それは“神さまのいる暮らしを、みなさんの生活の中に取り入れていただきたい”と願うからです。聖書を読み、讃美歌を歌い、祈り、牧師先生から聖書のお話を聞き、豊かな時間を過ごします。
町外から入園すると、小学校入学時に一人になるので心配です。
本園は、これまでにも、さまざまな校区の子どもたちが通い、巣立っております。福井市など少し離れた町から入園されるお子さまのご家族はみな、小学校入学時を心配されますが、卒園後はみな、そのような心配が無用であったと仰います。幼稚園生活の中、子どもたちには、豊かな人間関係を育む力が培われてゆくのです。また、卒園以後も、卒園生行事にお招きするなど、つながり続けています。
毎月納める費用はどのくらいですか?
保育料が18,000円、その他の諸経費が約11,000円、あずかり保育費やスイミングの月謝を含めると、毎月の納入費用は約34,000~36,000円となります。世帯の所得に応じて決定される市内の公立幼保園や民間保育園等の保育料と比較しても、決して高いものではありません。例えば公立園の幼稚園部・第5階層該当のご家庭の保育料は15,000円であり、同条件で保育園となればそれ以上です(坂井市のホームページからご覧いただけます)。全国平均を見れば、私立幼稚園の入園料+保育料は271,000円です。本園では204,000円と、平均よりもずいぶん安くなっています。加えて、世帯の所得に応じて認定される行政の私立幼稚園就園奨励費補助金等に該当すれば、保育料も減免されます。